「ブン」
私が真芯で捉えた打球は、ギリギリ内野の頭上を超えるのが精一杯
一方で、他の同級生たちは外野の頭をどんどん超えていく、、
さらに、ガタイのいい年下が柵越え連発、、
今回は中学時「ガリガリ貧打」だった私が、
高校で「春夏ベスト4の四番バッター」
になった実話をご紹介します。
小学生時代
小学生の頃はソフトボール少年団で活動。
指導者に恵まれ、野球が好きになりました。
小学校の卒業文集に
と書きました。
しかし、地元の中学校には野球部がなく、
両親にお願いして、遠く離れた硬式野球クラブに入団しました。
中には片道2時間かかる場所も。
自営の両親は月に2回しか休みがないのに、
文句一つ言わず、3年間送迎してくれました。
初めての中学野球クラブの練習
プロ野球選手を夢見ていた少年の希望はすぐに打ち砕かれました。
自分よりも一回りも二回りもデカい同級生が何人もいて、
打球も送球も全てのパワーが桁違いでした。
中学1年時
悔しくて、家での素振りを毎日続けました。
しかし、体格・パワーの差は広がる一方でした。
中学2年時
我流の筋トレに励みました。
がむしゃらにダンベルを上げ下げしました。
これでも差は埋まりませんでした。
中学3年時
身長が7センチ伸びました。
少しだけ、打球が飛ぶようになりました。
それでも、外野を大きく越したのは1回だけでした。
高校で〇〇と出会い、激変!
「ガリガリ貧打」
そんな状態で高校に入学。
そこで、転機が訪れました。
本物の筋トレに出会い、プレーが変わり、
いつしか四番を打つようになりました。
パワーがつくメリット
【バッティング】
スイングスピードが上がり、ボールを長く見ることができる。(選球眼UP)
ガタいだけで相手が警戒する。外野が下がるので、ポテンヒットが増える。(打率UP)
【守備】
体幹が強くなり、送球安定する。
肩が強くなるので、待って捕ってもアウトにできる。(守備の幅が広がる)
【デメリット】
体重が14kg増えて、持久走が遅くなった。
パワーがついて気がついたこと
中学までは正直、技術ばかり追い求めていました。
体は勝手に成長すると思っていました。
しかし、パワーがついて
だと気付きました。
体が変わると追い求める技術も変わるからです。
例えば、130キロの球を投げるとします。
-
MAX130キロの投手が130キロを投げるのに必要な技術
-
MAX150キロの投手が130キロを投げるのに必要な技術
は全く違います。
全力より7割で投げる方がコントロールが上がります。
緩急もつけることができます。
つまり、プレーの幅が広がります。
私の野球人生の心残りとしては、フィジカルが弱かったこと。
(ガリガリだったこと)
日本では、子どもの頃のウエイトトレーニングはよくないと言われていますが、
本場のアメリカでは、中学生から取り入れています。
正しい方法でやれば、むしろ骨の成長にいいとされています。
にもかかわらず、なかなか浸透しないのは、
大きく2つあると思います。
・筋トレの環境が整っていない。
・適切に指導できる人がいない。
トレーナーとして、
スポーツ少年の可能性を少しでも広げていきたいと思っております。