今回は野球の走塁ルールや種類について簡単に徹底解説していきます^^
走塁にも一つ一つ戦略があり、
勝利する上で欠かせない機動力となります^^
その走塁の知識が増えることで、野球がより一層楽しくなるはずです。
走塁って何?
走塁
走者が塁から塁へ走ること。
その走塁の中にもいくつかルールや種類が存在します^^
- 盗塁
- 代走
- ダブルスチール
- フォースアウト
- オーバーラン
- スライディング
- ランナーコーチ
- ファール時の行動
- フライ時の行動
- タッチアップ(犠牲フライ)行動
これらの走塁のルールや言葉の意味を一つ一つ解説していきます。
盗塁
盗塁
投手と捕手の隙をついて進塁するということ。
安打・失策・捕逸・暴投・ボーク以外で
1つの塁を進塁した場合に盗塁が記録されます。
- 一塁から二塁
- 二塁から三塁
- 三塁から本塁
へ進塁することで盗塁が記録されますが、
三塁から本塁へ進塁することは一般的にホームスチールと呼びます。
代走
代走
出塁している走者に変わって出場する選手のこと。
(ピンチランナーとも呼ばれる)
代走は出塁した走者があまり足が速くないけど、
ここで絶対に得点が欲しい場面などで出塁している走者に変わって代走として出場する場合が多いです。
また足が速い代走ということで、
とバッテリー(投手と捕手)が警戒して打者に集中できなくなる効果もあります。
なので、
ダブルスチール
ダブルスチール
2走者が同時に盗塁をすること。
(重盗とも呼びます。)
走者一塁二塁で同時に盗塁をして、
どちらも進塁が成功した(走者二塁三塁となった)場合に限り、
ダブルスチール(重盗)となります。
これは
- 走者一塁三塁
- 走者二塁三塁
どちらの場合でも、
2走者が同時に盗塁をして成功した場合はダブルスチール(重盗)となります。
また走者満塁の場合に3走者が同時に盗塁をして成功した場合は、
トリプルスチール(三重盗)とも呼びます^^
フォースアウト
フォースアウト
タッチプレーの必要としない走者をアウトにする場合やその走者のこと。
少し難しいので例を出してみましょう。
走者が二塁にいる場合
打者の打球がフライ・ライナー・ゴロの何にせよ、
二塁走者は三塁へ進塁してもしなくてもいい状況になります。
走者二塁の場合は
一塁に走者がいないため必ず進塁しなくてはいけないという義務はありません。
その為、二塁走者をアウトにするためにはタッチアウトにする必要があります。
ここではタッチアウトが必要になるのでフォースアウトとは関係がない場面になります。
走者一塁の場合
打者の打球がフライ・ライナー以外の場合、
打者が走者となり一塁に進塁してくるので、
一塁走者は必ず二塁へ進塁する義務があります。
そこで二塁へ進塁してくる走者をタッチアウトしていたら一塁への送球が間に合わないため、
この場合は
二塁へ進塁してくる走者よりも早く二塁ベースにボールまたはボールを持っている野手が触れていればアウトになりますよ!というのがフォースアウトです。
つまり進塁しなければ前の塁にいる走者と必ずダブってしまう走者をフォース状態といい、
その走者をアウトにするため、
フォースアウトという呼び方になります^^
オーバーラン
オーバーラン
打者がヒットを放ち、一塁ベースを踏んだあとに二塁への進塁をする行為を見せるもの。
またオーバーランをすることで守備陣へのプレッシャーになったり、
野手の少しのミスでも次の塁へ行けるようにする為のものでもあります。
しかし、オーバーランを意識しすぎるとタッチアウトになる危険もありますので、
十分に集中・注意してプレッシャーを与えてください^^
野球の打撃や守備だけではなくこういった小さいプレッシャーが、
後々試合展開を変えていくことも十分にあります^^
走塁の技術やルール
スライディング
スライディング
地面に身体を擦り付けて滑り込むこと。
目的地に早く到達することが目的となっていて、
勢いがついていても確実に停止することが出来る技術の一つです。
右利きなら右足、左利きなら左足を伸ばしながら滑っていきます。(その時反対の足は内側に曲げておく)
というとスピードをなるべく落とさず目的地より自分の身長分前から滑り出すと、
スピードが落ちずに目的地にちょうど良く到達できます^^
うまくいかないときは、
お尻で滑っていくような感覚でやってみると意外にうまくいく時があります 😉
ランナーコーチ
ランナーコーチ
走塁の手助けや指示をする役割。
一塁側と三塁側、1名ずつがランナーコーチとして配置されます。
一塁コーチャーは走者が二塁に向かう際に指示を出します。
その選手の足や守備位置、状況等を考えて腕を回すとGOサインとなり、
両手の手のひらを前につき出すとSTOPサインとなります。
三塁コーチャーは走者が三塁・本塁へ向かう場合に指示を出します。
三塁コーチャーの指示一つでそのまま得点に絡むことがありますので、
とても重要な役割です!
ファール時の走者の行動
ファール時には
走者は必ずファール時の投球当時の塁へ帰塁しなくてはいけない
というルールがあります。
ということです。
ファールになった際には、
主審が「プレイ」というまでは試合が再開されません。
なので、走者はファールなら、1度帰塁してベースに触れ、
再スタートの準備をして、プレイ(ボールインプレイ)の宣告を待ちます。
この時、プレイの宣告前にリードをしたり、
としても全くの無効となりますので十分注意しましょう^^
プレイ宣告で全てのプレイが始動開始となります!!
フライ時の走者の行動
打者がフライを打った場合に走者が行う動きとは?
2アウトの場合に打者の打球がフェアグランド内であれば、進塁するために走ります。
0アウトや1アウトの場合にはどのようにすればいいのか?ということです。
2アウト以外の外野フライの場合には、
万が一外野手がエラーすればすぐにでも進塁ができるように準備をする必要があります。
なので進塁先の塁と帰塁する塁の半分より少し帰塁側の所で外野手の補給を確認します。
捕球すれば直ちに帰塁し捕球ができなければそのまま進塁していきます。
これがフライ時の走者の動きです。
内野フライの場合は外野フライの時より少し帰塁側で準備します^^
またライナーの場合はといいますと、
よく「ライナーバック」という言葉がありまして、
打った打球がライナーと思ったらすぐに帰塁できる体制を整えます。
これを「ライナーバック」と言います^^
そこで外野まで抜ければそのまま抜けたのを確認して進塁をします。
タッチアップ
タッチアップ
野手がフライを捕球した後に、ランナーが次の塁を狙う行為
言葉では分かりにくいので、実際の映像をご覧ください↓
フライを捕られた場合、ランナーは一度ベースに戻る必要があります。
戻った後は基本的には自由で、塁を離れてタッチされない限りアウトにはなりません。
ランナーはこの自由な状態を生かして、次の塁を狙うプレーがタッチアップというプレーです。
ということです^^
タッチアップの判断
タッチアップは、一歩間違えるとアウトになるスリリングなプレーです。
しかし、判断を間違えなければ、攻撃を優位に進めることができる重要なプレーでもあります。
ここでは、試合でよくある外野フライで
三塁から本塁を狙うタッチアップの判断基準を解説します。
外野手の定位置より前のフライ
これは難しいところですが、
走者の足が速い場合や外野手の肩があまりよくない時などはタッチアップを実行しますが、
一般的にはアウトになる可能性が高い(本塁までの距離が短い)為、
外野手が捕球できなかった場合に本塁へ進塁できるように準備しておく必要があるためフライ時の行動と同じような動きをします^^
外野手の定位置か定位置より後ろ
基本的にはタッチアップを実行します。
外野手が強肩の場合は、間に合わないこともあるので、
キャッチボールの様子をよく観察しておいて、外野手の肩の強さを頭に入れておくことが大切です!
まとめ
やはり、打撃や守備と同じく走塁にもたくさんのルールがありますね・・・
野球のルールは本当に数が多いのですが、
それがまた野球の面白さに繋がるところだと思います!
またよく言われるのは
走塁には調子の善し悪しがない!ということですね^^
走塁に力の入れているチームはやはり強豪ですし、
少ないチャンスをモノにできるので本当に大事だな!と思います 。