今回は投手の役割についてご説明していこうと思います。
・先発投手
・中継ぎ投手
・抑え投手
・クローザー
・セーブ
・ホールド
といった言葉がありますが、
それらの意味について丁寧に解説していきます^^
先発・中継ぎ・抑えとは?
投手には大きく分けて、
【先発】と【中継ぎ】
この2つしかありません。
ただし先発は試合の最初に投げる投手を指しますが、
中継ぎは先発投手以外を指しますのでいくつか種類があります。
~中継ぎ投手の種類~
・ロングリリーフ
・ショートリリーフ(ワンポイント)
・セットアッパー
・クローザー(ストッパー)
ロング/ショート(ワンポイント)リリーフ
リリーフとは先発投手の次に投げる投手のことを指します。
一般的には先発投手が打たれてピンチの場合や体力的に問題があった場合などに救援という形で登板します。
今では投手の疲労や怪我等も考慮されて先発投手が調子が良くてもある程度の球数を過ぎるとリリーフ投手へと継投する場面が増えてきましたね^^
ロングリリーフ
ロングリリーフは先発投手同様に長いイニングを投げれる投手やピンチの際での登板になる為、
ある程度のメンタルも必要になってきます。
ショートリリーフ
ショートリリーフとは別名ワンポイントと言います。
ワンポイントとは
打者が投手への苦手意識などがある場合にその打者にだけ投球するという形。
基本的には
右打者は右投手が苦手、左打者は左投手が苦手となっています。
(外角の球が遠くに感じる為)
中には苦手意識がない場合もありますが、
このワンポイント登板では左打者の際にワンポイントで左投手が投球する場面が非常に多くなっています。
プロ野球の試合をテレビなどで見ていても、
対右投手の打率!対左投手の打率!が出ることがあります 。
昔、巨人対阪神の試合では、
松井秀喜選手がチャンスの場面を迎えると、
必ずと言っていいほど遠山奨志投手がワンポイントで登板していました。
松井選手は遠山投手が大の苦手でなかなか打つことが出来なかった程!
なんて呼ばれていました^^
そのくらいワンポイントといった登板でも意味があるということです。
セットアッパー
セットアッパーとは
後にご紹介するクローザー(ストッパー)への繋ぎとなる中継ぎ投手です。
点差が2・3点程の接戦試合では
しっかりそのリードを保ちクローザーへと引き継ぐ役割です。
ですが、スポーツなので何が起こるかわかりません!
2・3点のリードを保つことができない場合もありますので、
その可能性が一番低い信用がある投手がセットアッパーになります。
セットアッパーはセットアップ・マンとも呼ばれます^^
クローザー(ストッパー)
クローザーは試合を締める役割があります。
先発投手からリリーフ・セットアッパーと投手陣が守り抜いてきた得点を最後きっちり締めることが大切になってきます。
クローザーはほとんどの場合が最終回の1回だけの登板となりますので、
アウト3つを全力で投げます。
ボールに力があり、
メンタルの部分でも強くなければいけません!!
いい投手だが体力に問題があり、1回ならなかなか打つことが出来ない!
といった投手がクローザーになってきっちり試合を締めます^^
なのでクローザーにはいい投手がたくさんいます。
ぐらいの信用があるのがクローザーというものです。
継投
継投とは先程からご説明している、
先発
↓
リリーフ
↓
セットアッパー
↓
クローザー
この矢印が継投です。
よく「継投に失敗した」など聞きますが、
これは先発投手やリリーフ投手の調子がいいのに継投してしまい、
次の投手が打たれて逆転された時などに
と言います。
継投一つで試合の勝敗が分かれてしまうのも継投の難しさの一つです^^
勝ち投手・負け投手・勝ち負けがつかない投手とは
よく耳にする「今日の勝ち投手は○○選手です!」
この勝ち投手・負け投手にもきちんとした決め方があります。
勝ち投手(勝利投手)の条件
先発投手の場合
5イニング以上投げている時に勝っていて、
試合終了まで勝っていれば勝利投手となります。
5イニング投げ終わり、勝っていればその時点でまず勝利投手の権利を得ます!
その後、継投をしたとしてもそのまま勝てば権利が与えられ勝利投手となります。
勝ち投手の権利がなくなるパターン
ただ、残念なことに
勝利投手の権利がなくなる場合もあります。
継投後に逆転されたパターン
例えば、
先発投手が5イニングまで投げ終わり3-1で勝利しています。
6回から継投でリリーフ投手がマウンドへ上がります。
6回に相手チームの打線が爆発。3-4と逆転されました。
・・・この場合、
逆転された際に勝利投手の権利がなくなります
このまま試合が終わり敗戦した際は、敗戦投手の権利を持っているリリーフ投手が敗戦投手となります。
先発投手には勝ちも負けもつきません。
逆転された後に再逆転した場合は?
逆に6回に逆転された後、
9回で再逆転してそのまま試合が終わり勝利した場合は、
先発した投手が勝ち投手ではありません・・・
勝利投手の権利は逆転された際になくなっているため、
この権利が戻ってくることはありません。
ただし、敗戦投手の権利を持っているリリーフ投手は再逆転した際に敗戦投手の権利がなくなります。
そこでこの場合は誰に勝利投手の権利が与えられるかと言いますと、
とあります。(ルールには細かく書いていますが、わかりにくいため噛み砕いています)
なので、場面は色々ありますが・・・
8回に再逆転をしそのまま勝利した場合は、
再逆転する前の回を投げていた投手が勝ち投手の権利が得られます^^
これは、
として権利を得れます。
先発投手は5イニングと決まりはありますが、
中継ぎ陣にはこの縛りはありません!
パスボールとワイルドピッチの違い
投手と捕手の間で2通りの呼び方があります。
パスボール
パスボールとは捕手の捕逸のことです。
捕逸の基準
投手の正規の投球を保持することができなかった場合。
パスボールの実際の映像がこちらです↓
ワイルドピッチ
ワイルドピッチとは投手側の暴投のことです。
暴投の基準
捕手が腕を伸ばしても捕れないような球や足を動かさなければいけない状況での捕手が捕りえない球を投げた場合
ワイルドピッチの実際の映像がこちらです↓
いずれも走者が進塁した場合のみこの呼び方をしますので、
走者がいない場合や進塁しない場合は暴投や後逸したとしてもパスポールやワイルドピッチが記録されることはありません。
ボークとは
ボークとは投手の投球や塁への送球における反則行為のことを指します。
投手が不当に打者や走者に不利になるような行為をすることにより盗塁やヒットエンドラン・単純なヒットなどを阻もうとするのを防ぐ為のルールとなっています。
セーブとホールドの違い
よくプロ野球で
等聞くことがありますが、
セーブやホールドとは一体どのようなものなのかをご説明していこうと思います^^
セーブ(S)
勝っているチームの救援投手が試合終了までリードを守りきった際にセーブが付きます。
ホールド(H)
一定の条件を満たした救援投手にホールドが付きます。
ホールドの条件
・先発・勝利・敗戦・セーブ以外で登板してアウトを1つ以上とること
・得点を与えないということ
まとめ
先発・中継ぎ・抑えの他にも
勝利投手・敗戦投手などなどご説明してきました。
投手だけでもたくさんのルールや基準がたくさんあります^^
こういったルールや基準を覚えてから野球観戦すると、
今よりはるかに面白い見方が出来ると思います 。
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